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レールパックとは? −おトクな鉄道旅行の決定版− 国鉄は、1970年代頃から「ディスカバージャパン」に始まる鉄道利用促進のためのキャンペーンを繰り広げました。今も残る「周遊きっぷ」の前身、「ワイド周遊券」「ミニ周遊券」は、その代表的な産物でした。やがて、国鉄は分割され民営会社と変わり、それまで鉄道による輸送のみに制限されていた事業の枠が撤廃され、旅行業を営むことが可能になりました。つまり、正規の運賃にこだわることなく、鉄道と旅館・ホテルなどの宿泊施設、各施設の入場券を組み合わせたパッケージツアーの企画販売ができるように変わったのです。 格安旅行商品は航空機だけじゃない
単純に往復するよりも安い1泊朝食付きフリープラン肝心のねだんですが、たとえば、東京から関西へ日帰りのプランならば、通常のきっぷだと往復2万円台後半のところを2万円弱。しかも車内でのドリンク券や訪問先でのクーポンまで付いてきます。これが宿泊を伴なう場合だとさらに割引率は高くなって、往復新幹線+ホテル1泊で2万3千円程度からという安さ。何と、通常の単純往復よりも数千円以上お安い価格で宿泊1泊と朝食まで付いてくるのです。もちろん日帰りプランと同様、車内でのドリンク券や各種クーポンが付いています。 普通車往復並みのねだんでN700系のグリーン車に乗れる 東京発朝6時台の列車限定という条件の関西方面のツアーでは、普通車往復並みのねだんでN700系のグリーン車に乗れます。岡山以西のツアーでは、直通「のぞみ」全列車が対象ですので、こちらも普通車往復並みのねだんでN700系グリーン車、さらには500系グリーン車も利用可能です。あなたも一度体験してみては?きっと病みつきになるはずです。 家族旅行にも大変おトク航空機では、こども料金がおとなと同じかそれほど差がない(千円程度か?)のに対し、鉄道ではかなり割安なこども料金を設定してある場合が多く見かけられます。つまり、家族旅行での利用価値も非常に高いというわけです。 ところで、これだけ安いと、どこかでサービスの手抜きがあるのでは?と疑う向きもあるかもしれません。しかし、そのような心配は一切無用。列車内のサービスは通常と変わりありませんし、宿泊先でも天井裏に押し込められたりすることは100パーセントないのでご安心のほどを。 どこで申し込むの?旅行代理店の店頭で申し込むレールパックを申し込むには、旅行代理店に出向くことになります。くれぐれも「みどりの窓口」に申し出ないでください。主要駅構内には、「びゅう」「JR東海ツアーズ」などのJR系代理店、繁華街や大型ショッピングモールなどには「JTB」「近畿日本ツーリスト」「日本旅行」などの専門の旅行代理店がありますので、それほど困ることはないでしょう。パンフレットがたくさん置いてありますので、その場で検討することもできます。要領は、申込書に必要事項を記入して、回答を待つだけ。無事空席・空室があれば、その場で代金を支払って手続き完了です。 インターネットで申し込む レールパックは、インターネットでも申し込むことができます。申し込み画面に必要事項をタイプして送信すれば、メールや電話で代理店から回答があります。無事空席・空室があれば、詳細を確認した上で問題なければ代金を振り込んでOK。ものによっては、クレジットカードも使えます。そして、数日後にクーポン類が宅配便で送られてくるという仕組み。いやはや、便利な世の中になったものです。 レールパックのここに気をつけようきっぷは、「契約乗車票」、宿泊券は「宿泊クーポン」
急に思い立って出発することはできないパッケージツアーは、当日旅行代理店に行ってその日の分を購入することはできません。種類にもよりますが、おおむね締め切りは5日〜10日前程度。中には前日、あるいは出発当日でもOKのものもあります。航空機利用のこの種のツアーは、10日前締め切りが一般的です。 席数に限定があるパッケージツアーに割り当てられる列車の座席は、あらかじめ団体用として割り当てられた分。したがって、席数に制限があり、ハイシーズンには早めに申し込んでも売り切れの場合があります。また、列車の座席だけ、あるいは宿泊施設だけ空いていたとしても、他方が満席・満室だとツアーは成立しません。 乗車列車や宿泊施設の変更は一切できない鉄道に乗るために必要なチケットは、「きっぷ」ではなく「乗車票」と呼ばれるクーポンで、予定の変更は一切できない決まり。乗り遅れた場合には、一から買い直さねばならないので注意。ホテルも同様で、宿泊日の延長など一切受け付けてくれません。 指定された列車や宿泊施設しか利用できないパッケージツアーでは、特定の列車、あるいは特定の時間帯の列車しか利用できないケースが多く見受けられます。たとえば東海道新幹線だと「こだま」あるいは「ひかり」または「こだま」しか利用できないケース、東京発「のぞみ」を含めた朝6時台の列車しか利用できないケース。北陸本線だと「雷鳥」限定で「サンダーバード」は利用できないケースなどさまざまです。ツアーによっては、割増料金を支払えば制約が緩くなる場合もあります。宿泊施設も同様で、原則指定された施設以外は利用できません。 キャンセルすると、旅行取引条件書に定められる所定のキャンセル料が発生するパッケージツアーのキャンセル料は、旅行取引条件書に定められる所定のキャンセル料が発生します。キャンセル料は、申し出る時期によって異なりますが、旅行代金の20%〜50%で、出発日が近づくにつれ高くなり、出発時間を過ぎると100%、つまり全額もどってきません。対して、普通のきっぷ類だと、乗車券は使用開始前でかつ有効期間内であれば出発日を過ぎたとしても210円。特急券などでも、2日前までなら320円、前日と当日出発前でも30%のキャンセル料ですので、相対的に厳しくなっています。 いろいろ制約はありますが、逆にこちらの日程をツアーに合わせてしまえば、それほど不自由を感じることはありません。乗り遅れなどを防ぐためにもスケジュールに余裕を持たせることが重要です。 フライトパックを利用して鉄道に乗るANAのツアーには、指定された期間、指定されたエリア内のJRに乗り放題のパスがオプションとして用意されたものがあります。JRが発売している「周遊きっぷ」の「ゾーン券」よりも短期間の設定もあり、週末を利用した2〜3日の旅行などにも向いています。中には、特急列車も利用可能で1日当たりのねだんが2000円程度のものがあり、「青春18きっぷ」よりも安くて用途が広い場合があります。 夜行列車を組み込んだレールパックもある 数少なくなった夜行列車ですが、時間を有効に使いつつ、寝台で横になって眠って移動できるのが魅力。そんな夜行列車を組み込んだツアーもあります。 |